⇒ LIFE~夢のカタチ~ | 朝日放送テレビ
29歳で新地にオープンした女性料理人
坂本瑛さん 『お料理 継みき』 大阪・北新地
大阪・北新地。数ある名店がひしめくこの街で、29歳にして夢だった自分の店をオープンさせた女性料理人がいます。周囲の不安もなんのその、今年4月にオープンした『お料理 継みき』はたちまち予約困難店となり、現在は2か月待ちの人気店となっています。店主、坂本瑛さんの斬新なコース料理の看板、スペシャリテはスープ。この日はコースで使った野菜の端材で出汁を取り、鱧と合わせました。
店は連日、ランチもディナーも満席。ある日のメニューを見てみましょう。コースの始まりは茶碗蒸し。1時間生姜で炊いた、すっぽんを使った茶碗蒸しです。米粉で作ったタルト生地に毛蟹は、柚子の皮やすだち果汁で清涼感ある仕上がり。焼き魚も斬新な組み合わせ。金目鯛の下には、おかゆです。どれも美味しく優しく、目にも鮮やか、人気も納得です。
瑛さんが生まれ育ったのは山口県の下関。野球好きだった父の影響で、小学生の頃から打ち込んだのはソフトボールでした。高校時代はエースでキャプテン。スポーツ推薦で大阪の大学へ。しかし3年生で「ソフトボールで食べていくのは無理だろう」と悩んだ末、スポーツも大学もやめてしまいました。期待を裏切られた父は、瑛さんを勘当します。
21歳で母が好きだった料理の道へ。有名店などでの修業の日々が始まりました。「何度やめようと思ったことか」。しかし、「30歳までに自分の店を持つ」という目標をかかげ必死に修業した結果、『お料理 継みき』をオープンさせることができたのです。
瑛さんが開店前によく訪ねる店があります。ミシュランガイドでも評価される名店『十皿』。シェフの真野さんが、瑛さんの師匠です。今も師匠の店に通うのには理由がありました。また、この日は真野シェフが羊の肉の端材を使ってまかないパスタを作ってくれました。瑛さん食べて一言、「天才や」。他にも、瑛さんを支えてくれる様々な人たちが。
8月下旬、休みを利用してやって来たのは、故郷、下関です。新作を母に食べてもらい、あるお願いがあったのです。さらに父には…
こちらの回を担当させていただきました。