#208「世界のファッション業界が注目する“虎柄模様の竹”大自然の神秘が生み出した竹細工の驚きの製造法を調査!」
今回の舞台は高知県須崎市。ここに、世界から注目される希少な伝統の技を守り、新たな価値で竹細工のイメージを覆そうとしている人物がいる。
その人物が、唯一無二の虎柄模様を持つ「虎斑竹(とらふだけ)」を扱う4代目・山岸さん。山岸さんは、大学4年生の時に会社が火事になるという不慮の事態に見舞われ、従業員を元気づけるために「俺が立て直す!」と家業を継ぐ一大決心を固めた。しかし、継いでからの8年間、ずっと辞めたいと葛藤する日々。それでも、天然の美しい虎斑竹を1mm以下の薄さまで手作業で均等に裂き分ける独自の超絶技巧により、一般的な竹製品の概念を覆す圧倒的な「しなやかさと強さ」を持つカバンなどの新境地を実現した。
しかし、インターネット販売を開始した当初の3年間で売れたのは300円のレターセット1つだけという、知名度不足の逆境にも直面。そんな中、「製品ではなく自分という製作者の顔を伝えるべき」という周囲のアドバイスを契機に、ネットやYouTubeを通じて泥臭く魅力をアピールし、大ブレイクを果たす。「日本人が竹をもっと身近に感じてほしい」と願う山岸さんは、マルチな発想力であるものを開発し、世界竹会議で大絶賛を浴びた。途絶えかけた地域の奇跡の宝に新しい風を吹き込み、圧倒的な竹への愛で伝統を未来へとつなぐ生産者の熱い挑戦に迫る。
こちらの回を担当させていただきました。
